史跡を訪ねる

夫婦石神社
めおといしじんじゃ


夫婦石神社拝殿

参道から拝殿を望む
■所 在 茨城県鉾田市安房地内

■交 通 アクセス
フォレストパーク メロンの森を目指してください

■由来 子を授かる神として信仰されている。
お参り時に夫婦石根の石を2個持ち
帰り、自宅で神棚に納め、毎日信仰
すれば子供を授かるとの言われが
ある
授かったときには、お礼参りとして、
その石を拝殿に納め参拝する。

■祭 り 3月9日を祭日としているが、現在は
行われていない。

■管理者靭負(ゆきい)地区


神社参道

夫婦石根降り口と拝殿

礼拝(持ち帰った小石を戻し、お賽銭をあげる)
に供えた小石

夫婦石根が左下奥に見える

礼拝(持ち帰った小石を戻す)に供えた小石

夫婦石根(杉の巨木の元)

夫婦石根(杉の巨木の元)
小さい鳥居は、授かったお礼参り時に
持参して奉納されたもの。
奥の岩盤を砕く等して持ち帰る。

断層部分・云われのごとく石児が?


夫婦石由来記の石碑
持ち帰る石は、画像右側に見える岩盤を
砕く等して下さい
夫婦石由来記(原文はこちらです)
大字安房字夫婦石千九百十三番地に二つの
石があり、この石は根が深く、世の人は昔から、
鹿島の要石に連続していると言い伝えている。
上にあるのを夫石、下にあるのをを婦石という。
小石の〇〇したる形状は、あたかも石児を産生
するかのように髣髴とする。
児のない人は、遠近隣から、皆、伝え聞いて、
この両方の石をうがち持ち帰り、神棚に納めて、
信仰すれば、必ずその御利益があり児を産すと
言われている石造の洞がある。
毎年、三月九日を祭日とする。
よって夫婦石神社という
拝殿新築記念 昭和七年五月十七日建之

夫婦石由来記の石碑の一文

夫婦石由来記の石碑
【注釈】 本文中の2箇所(◎と○○部分)は漢字変換不能の為、文字を画像で以下に示します   
◎部分
現代語で「世人」
 世間一般の人という意味
○○部分
上の文字は「凝り固まる」の意で「ぎ」と読む
 下の文字は、「聚」の異形文字と考えられ
 「集まる」の意で「しゅう」とよむと解釈する。
 熟語で「ぎしゅう」と読み、凝り固まって集
 まっている様子を意味する。

by ライフステージ

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